ありのままで












































今日もグランドラインは快適な朝を迎えようとしていた。

カモメの鳴き声や、穏やかな波の音が聞こえる中、

俺は一人ため息をついていた。




「…はぁ〜〜〜……。」




いつもなら、ルフィやチョッパーと馬鹿しながらふざけて遊んでる俺様だが、

最近ではこうして空を一人で見上げながら、

ため息をついてばかりいる日々が続いていた。




そのため息ばかりついている原因というのは………。








「ウソップ〜!ルフィ達と一緒に遊ばないの〜?」








びくっ






そのどこからともなく透き通るような声に、

俺は反応する。

…そう、コイツは最近音楽家として仲間になったって奴。

まったく、未来の勇敢なる海の戦士となろう俺様が

こんなに一人の女に夢中になるなんて……







「い、いやぁ〜なんか今は乗り気じゃねぇから!」

「そう?なんか最近ウソップ変よ?私が仲間に加わった頃はよくルフィやチョッパーと遊んでたのに……。」







が仲間に入ってきた頃は別にこんなに変にを意識してなかった。

のことを大切な仲間だと思ってた。

でも、最近ではときどきが笑ったり、話しかけてきたりすると

うるさいくらいに心臓が鳴りやがるんだ。







多分、これが恋ってやつなんだと思うんだけどなぁ……。

告白を考えてみてもいいと思うんだがちょっと問題が………







実はこの俺様には重大な悩みがあった。

は歌がうまいし、スタイル抜群でどこからどう見ても美女だ。



…でも俺はどうだ?

別にイケメンってわけでもねぇし、鼻は長げぇし……。

ゾロやルフィみたくめちゃめちゃ強いわけでもねぇし、

サンジみたく女口説く話術をもってるわけでもねぇしなぁーーー……。

正直に告白してもふられる可能性の方が高けぇんだよなぁー。




俺が一人でもんもんと頭を抱えて悩んでいると、

が心配そうに俺に話しかける。



「…ウソップ?」

「あ!…あぁ!!俺は大丈夫だからルフィ達んとこ行ってこいよ!!俺は船修理してるから!!」



俺は必死に作り笑いをして、

気を散らせようと傍にあったトンカチと釘で、

かんかんと船の壊れている部分を打ち始めた。



…が。







がこんっ




「…いでぇぇーーーーーーーーーーーーーーっっ!!!!」








間抜けなことに俺はの方を見ながら、

釘を打ってたから、自分の指を間違えて打ってしまった。

うわーー!!俺様ってば惚れた女の前で超格好悪りぃじゃねぇか!!




俺が涙目になって赤くふくれあがっている人差し指をぶんぶんと振り回していると、

が急に俺を見て笑い出した。






「あはははははははッ!!」

「なっ…コラァ!そんなに笑うことねぇだろが!!」






俺が不機嫌な態度をとるとは慌てて、口を押さえた。





「ごめんごめん!ウソップの顔見てたらなんか楽しいんだもん!

百面相してるっていうかなんていうか……。」

「ひゃっ…百面相!?」





俺様としたことがそんなに変な顔してたのか!?

あぁー…これじゃあ告白どころか俺まともな男として見てもらえねーかも……



俺が再びしょぼくれていると、が俺の背中をばしっと叩いた。





「いで!」

「もう!いつまでもいじいじしない!!ウソップらしくないよ!」





は俺の顔を見てほがらかに笑った。

そして、ちょっと顔を赤くしながら、俺に背を向けた。












































「…私は明るくて、面白いありのままのウソップが好きなんだから!!」






































え……

、俺になんつった?



驚いて時が止まったかのように固まっている俺の顔を、

はちらっと少し赤くなっている自分の顔を向けて、

思いっきりの笑顔で笑った。






「だからウソップはウソップらしくいてね!」






そういっては俺に背を向けて船首の方へ走っていった…。





そうか…。

俺様としたことが一番大事なことを忘れてたぜ。

いくら強くなくなって

いくら格好良くなくたって

俺が俺らしくあらなきゃ、

俺のこの魅力が発揮できねぇーもんな。








俺はふっと笑い、勢いよく船内を走り出した。






「お〜〜〜〜〜いルフィ、チョッパー!!今日は特別に俺様の巧みな話術を聞かせてやるぜーーーーっ!!」






俺は俺らしく、俺がありのまま俺であるために…









このありのままの今の俺で、

いつか…いや、もうすぐきっと告白してやるからな!










待ってろよ!


!!

































END



  end
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うわぁーーー……なんかコレマジでやべぇ気がするんですけど…。(冷や汗)
こんなもん普通相互記念に書くかって感じな作品になってしまいました。(爆)
でっ…で、でもウソップ夢書くの初めてでしたし!!←(言い訳)
もちょこ様!こんなもので良ければどうかもらってやってください!!(土下座)
ではでは今後とも仲良くして下さいね〜♪






++++








うっきゃ〜〜vvv

もうもうもう!ウソップですよ!!

みっきぃーさんがもちょこの為に書いたうそぷぅ夢ですよぉ!!(うるさ

どうしましょう!ウソップかっこいいです!かわいいです!!

みっきぃーさん、本当にありがとうございました!!