少しの束縛は心地の良いものだけど、
度が過ぎる束縛は、ただただ、キミの足枷となる。
* 見逃せないこと *
「誰からだ?」
「ん〜?」
「今の、」
「電話?」
「おう」
「高校んときの友達」
「誰って聞いてんだろ?」
「ネフェルタリ・ビビ!」
「・・・・凄ェ名前だな」
「それはお互い様でしょ?」
「ほっとけ」
「ねぇゾロ」
「ああ?」
「ん〜〜。ちょっと、やだ・・・かも」
「何が?」
「あ、いや嬉しいんだけど〜、」
「だから何なんだよ?」
「・・・そぉいうの」
「あ?」
「さっきみたいな束縛チックな言動ッスよ」
「・・・・・・」
「ぁあっ!怒んないでっ。べ、別に無関心なよりは全然マシだし!!
ってか、愛を感じるからむしろ私幸せだし!!」
「じゃいいじゃねェか」
「ぅあ・・・」
「おれの愛は重てェぞ?」
「う、熟知しております・・・」
「・・・・重荷になったら、言え」
「別に重荷には全くもってなってないです、はい!!」
「誰だよ?」
「下っ端の海兵であります!」
「海兵限定かよ」
おれが気ぃ緩めて少し笑うと、
も安心したかのように、目が柔らかくなった。
でも・・・
「でもよ、マジな話。言えよ?」
「ん?」
「を壊したくねェんだ、おれは」
「・・・そんなヤワじゃないよ。私。」
「知ってる」
「だったらそんなこ」
「知ってるけどよ、」
おれの声が遮って。
「おれの気持ちってヤツのほうが、凶暴なんだよ。
おれ自身でも手に負えねェ。・・・まぁ、どうしようもないほど、」
一呼吸置いて。
「が好きだってことになんだけどよ。結局は」
「ゾ・・・、んっ」
「・・・今の、忘れんなよ」
「っはぁ、ん、わすれ、・・・なぃ。絶対・・・んぁっ」
重要なのは、おれの気持ちが凶暴だってことだぜ?
忘れんなよ、。
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重すぎたってなんのその。
ゾロだから耐えられるのですよ!!
ちなみに、最後のはキスしてるだけですよ?